最近は少なくなりましたが、以前はよく保護者からたくさんの宿題を出してほしい
という要望がありました。
私個人も、以前は、塾は宿題を多く出すべき、量を解くことで成績が上がるという考え
を持っていました。
それは、一理あるのですが、実際生徒に指導してみると、宿題の量を多くしすぎると、
弊害が出てきます。
例えば、生徒が宿題をこなすことだけを目的として、いい加減(悪い意味)に宿題をしてくる。
いい加減(悪い意味)で解くので、ミスが多くなり、ミスするのに慣れてしまう。
悪くなると、自分はミスをする性格だと開き直る生徒もいます。
また、いい加減で解くことで、たくさんの所を間違えると、何ができで、何ができていないか、
何をどう改善すればよいのか分かりにくくなるので、見直しが甘くなります。
だから、生徒の学力、その生徒の性格に合わせて、その生徒がいい加減に宿題をしない、
適切な量を出すようにしています。
言い方を変えると、見直しがしっかりできる生徒で、受験生など量を必要する生徒、
テスト前の生徒や、生徒本人が多くの宿題を欲しがっていれば、宿題を大量に出します。
量を解くことより、問題をしっかり解いて、しっかり見直しをすること(勉強の質)が大事です。
コメント